「資産価値」という言葉を耳にしたことはありませんか。
「聞いたことはあるけど、具体的な内容まではよく分からない」という方もいらっしゃいますよね。
この記事では、
不動産の資産価値とはどのようなものかを解説いたします。
▼資産価値とは
不動産で言う資産価値とは「
土地の価値」と「建物の価値」によって決まる物件の評価のことです。
つまり、その
不動産が売れる金額が資産価値となります。
■資産価値が高い物件の特徴
資産価値は、需要が大きく関係しているので、以下のような条件の場合に価値が高くなる傾向にあります。
・最寄り駅から近い
・周辺環境の利便性が高い
・将来性の高いエリア
・付近の景観が良い
・治安が良い など
■一軒家とマンションの違い
一軒家の資産価値は、立地の占める割合が大きく、建物の占める割合が比較的小さいという特徴があります。
それに対してマンションは、施工会社や建物のデザイン性、管理方法なども資産価値に影響するので少し複雑です。
▼資産価値の計算方法
資産価値の計算方法は、主に3通りあります。
それぞれの計算方法を見ていきましょう。
■収益還元法
収益還元法とは、家賃相場をもとに資産価値を計算する方法です。
具体的な計算式は以下になります。
・計算式
家賃(1年間)÷利回り+年間経費=資産価値
■取引事例比較法
取引事例比較法は、
査定物件に条件が近い「類似物件」を参考にして資産価値を求める方法です。
■原価法
原価法は、今建っている建物を取り壊し、全く同じ建物を建て直すと仮定して資産価値を計算する方法です。
具体的な計算式は以下になります。
・計算式
土地の値段+建物の価格=資産価値
▼まとめ
資産価値とは「
土地の価値」と「建物の価値」によって決まる、物件の評価のこと。
利便性が高く住環境が良い物件は、資産価値が高く下がりにくいという特徴があります。
資産価値が下がりにくい物件なら、後から売る時にも買い手が見つかりやすいですよ。